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愛乃はぁと~踏みにじられた愛~02

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(冴姫ちゃんは…、冴姫ちゃんはどこ…っ?)
城へ入ってからというもの、胸騒ぎと悪い予感は増すばかり。
早く冴姫ちゃんの所へ行って助けてあげなきゃ――。
そんな想いに捕らわれながらも走り続けていたら、開けた場所に出た。
「はぁっ、はぁっ…、ここは…?」
「愛乃…はぁと、さん?」
不意に名前を呼ばれた。
声のした方向へ目を向けると大きな剣を持ったメイドさんが居た。
「あなたは…?ううん。冴姫ちゃんはどこ?」
目の前のメイドさんが誰かなのは気になったけど、冴姫ちゃんの方が心配だった。
「私の名前はフィオナ。フィオナ=メイフィールドです」
冴姫ちゃんに聞いた事が在った。イギリスでフィオナっていう友達が居た、って。
じゃあこの人がそのフィオナさん…?
…それより今は…。
「それより冴姫ちゃんはどこ?」
目の前の人より冴姫ちゃんの方が気になった。
彼女は最奥へと続く大扉を指して言った。
「サキちゃんは…あの奥に居ます」
どこか歯切れが悪い。もしかして冴姫ちゃんに何か…。
そう思ったら居ても立ってもいられなくなった。
「あ…」
フィオナさんの呟きを後に私は扉の奥へと進んだのだった。扉の先には冴姫ちゃんが居た。
「冴姫ちゃんっ!!」
「はぁと…?」
冴姫ちゃんが無事だった。それだけではぁとの心に安堵が溢れる。
「冴姫ちゃん大丈夫?怪我はない?」
「えぇ…大丈夫よ。心配して来てくれたのね…。ありがとう」
冴姫ちゃんが無事で良かった。そう思った時だった。
「よく来たな。愛乃はぁと」
唐突に聞こえたその声に振り返る。
一人の女性が立っていた。
「私の名はミルドレッド=アヴァロン。私は世界の意志を代弁する者」
すごくイヤな感じがする。力がこの人のところに集まってる――。
「あなたがこの騒ぎの原因?」
「いかにも」
やっぱり。だったら…!
「冴姫ちゃんと一緒に帰るために、あなたを倒す!」
一足飛びにミルドレッドに飛びかかり、拳が届く瞬間だった。
バシッ!!
私の拳はいとも簡単に受け止められた。
ミルドレッドとの間に割るように入ってきた、冴姫ちゃんに拠って――。

「え…」
どういうこと…?
どうして冴姫ちゃんが邪魔をするの…?
「冴姫ちゃん…?」
「ごめんなさい、はぁと。でも、あなたをご主人様と戦わせるワケにはいかないの」
「ご主人…様…?」
わけがわからない。

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