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はぁと×冴姫~すべての人たちへ~01

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「はーたん…。ちょっと最近太ってきたんじゃない?」
ショック。
…を受けていただろう。普通なら。
「そ、そうかなっ?」
曖昧な相槌を打って誤魔化そうとする。
そう、あの時。さーたんに出された精液で、めでたく私は懐妊した。
そのお腹のなかの赤ちゃんがだんだん大きくなってきたのだ。
しかも。
最悪なことに、まださーたんにその事を打ち明けられていない。
最初は後で打ち明けて驚かせようと思ってた。
でも時間が経てば経つほど言い出しづらくなってきて…。
(さーたん、怒らないかな…?)
不安でたまらない。
言ってもどうなるかわかんない。
だって私まだ中学生だよ?
産んでも育てられるの?って言われたらどうしよう。
…そんな風に悪い方向にばっかり考えちゃって…。
私は打ち明ける事ができなかった。

そしてさらに1ヶ月が経とうとしていた時。
「ねぇ、はーたん」
「うん?」
大事な話があるって言われてさーたんに保健室に呼び出された。
「もしかして…あの時妊娠しちゃったの?」
頭の中が真っ白になった。
「え、えっと…」
「最近前よりお腹出てきてるよね?もしかしてあの時にはーたんの中で出したのが当たっちゃったの?」
「ぅ…、うん…」
私は観念する事にした。
もうこれ以上誤魔化す事もできないだろうから。
「…なんで…言ってくれなかったの…?」
怖い…。怒られちゃう…っ。やだ、さーたん怒らないで…っ。
「私とはーたんの子供なのに…」
怖くて仕方がない。次は何て言われるか…。
「…はーたんと一緒にお祝いしたかったのに…」
「えっ?」
さーたんは優しい顔で微笑っていた。
そして優しく私のお腹に触れる。
「あっ…」
「ここに…はーたんと私の赤ちゃんが居るのね…」
嬉しそうに優しく撫でるさーたん。
「さーたん…、怒ってないの…?」
「どうして?」
「だって…、赤ちゃんできた事、今まで黙ってたし…」
それは悪いと思っていた。
「さーたんに相談もしないでこんなになるまで黙ってたから…」
ゆっくりと言葉を繋いでいくが、次第に激しくなっていく。
「言おうと思ってたけど、さーたんに怒られたらどうしようって思ったらどんどん言いづらくなっちゃって…っ!」
涙が溢れてきた。
居ても立ってもいられなくなって、さーたんに抱きついて泣きじゃくった。
「怒ったりしないわ。大好きなはーたんだもの」
そう言って、胸の中で泣きじゃくる私を、そっと抱きしめてくれる。

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